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日本の木のうつわの歴史は古く、ナント!遡ること縄文時代、木をくり貫いた片口のようなモノに漆塗りされたうつわが出土しています。
日本列島は樹木に恵まれた土地なので、建築物や仏像などの木の文化が発展してきました。
食卓で楽しみたい木のうつわ、扱いがむつかしいと思われがちですが、そんなことはありま せん。
仕舞うときにさえ水気をキッチリ拭いておけば、陶器やガラスののうつわとおんなじように使えます。

いくつかの特徴的な木のうつわをご紹介します。
 




栃の木をろくろで削った高台付きうつわ。
樹木の表皮に近いところを切ると、同心円状の杢目が現れます。
特に「玉杢(たまもく)」とよばれる艶のある虎の毛皮のような杢目は見所なのです。

自然の色を生かすために、このうつわには、グラスコートという人口の無色透明のコーティングがかけてあります。
軽くて手触りのよい栃の木のうつわ、果物やお菓子のコンポートとしても、おにぎりをいくつか並べても面白いですね。
 




黒漆の上に赤漆の絵付けが施された皿は「吉野塗」とよばれます。
明治から昭和の初め頃まで作られていた漆器のパターンで、始まりは豊臣秀吉が奈良県吉野郡で大茶会をしたときに、葛や芙蓉の花の絵が大きく描かれた漆皿をとても気に入ったため、商品化した。とのこと。
のちに奈良県から能登半島までも作られるようになりました。

大胆な絵柄が斬新で、今見てもモダンなうつわです。
食べ物を盛り付けても、手描きならではの大らかさ、筆の勢いは隠しきれません!
 
 
青森県津軽地方に伝わる「津軽塗」は、「津軽の馬鹿塗」とよばれるほどに丁寧な、30~40工程もの作業を経て仕上げられる漆の伝統工芸。

一年のうち、雪に閉ざされた時期が長いからこそ発達した手仕事です。
大きなものでは家具も作ります。
先祖代々受け継がれる堅牢さをもっています。

漆が透けて、生地と一体になった骨董は大変きれいです。
 
 
 
 







木工作家 川上嘉彦さんの
「カッティングボード」
「バターケース」
「バターナイフ」
着色していない黒檀やナラの木など、自然の木で作ってあります。

寄木の仕事は、木のブロックを作ってから削ったもの。
カッティングボードは、パンやチーズなど切り分けてお皿としても使えるうつわ兼用です。
 
 
 
















木を素材として作られたうつわは、使うほどに手になじみ、色もだんだん変わってくるので、木のぬくもりが伝わります。
傷がついたらそれもまた味わいとなり、漆塗りなどは、塗り直しができます。

長い目で育てていきたい自然のうつわといえます。