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皐月の初めは八十八夜。
茶摘みのシーズンです。
日本文化の礎は「茶道」茶の文化の影響が
大きいとされます。












中国からお茶の種を持ち帰った禅僧が京都で栽培しました。
のちに千利休によって大成された茶道。
うつわはもちろんのこと、書・絵画・和歌・生け花・料理までも広く深く波及します。

昨今はその茶文化、主に日常生活の趣向品であるお茶の楽しみ方が大きく変わってきました。
 
ペットボトル でそのまゝ飲める飲料水となったお茶によって、茶葉から抽出する飲み方が日常茶飯ではなくなってきたのです。
小学校低学年のクラスでは、家に急須がない
という生徒が大半を占めています。
見たこともない道具から、これでお茶を
飲みなさい。といっても無理ですね。

そこで、日本茶ワークショップを開いたり、
急須作りキットを発案して、
自分で作ったMY急須を家に持ち帰ることで、
家族がお茶を親しむ契機にしようと
運動を起こした窯元があります。






むつかしいことは別として、
しっかりと茶葉が開いて淹れられたお茶は、
旨味があって美味しい!ということ。

味わうためには、法則に基づいて作られた道具が必要です。
お気に入りが見つかったら、一層楽しい。
選ぶときのヒントになるような急須と土瓶をご紹介します。
 
 
急須を見ると、本体に「注ぎ口・取っ手・蓋」という3つのパーツが合わさってできています。

陶工を目 指すなら、急須ができるようになることが一人前の最終段階といわれます。











注ぎ口と手の間の角度は85度前後。

バランスがとれたものは、蓋を抑えたまゝ片手でも注げます。
手の部分を軸にして、けん玉のように立てることができます。
(蓋を外して、そうっとやってみてください。ただし、立てられない手のデザインもありますのでご注意)
 




魚のいっちん描き模様が楽しい沖縄の土瓶。
土瓶の場合は、取っ手が蔓で編んだものだったり、共手(ともて)とよばれる、同じ土の素材ででできたものもあります。

沖縄では昔からの形で「按瓶(あんびん)」とよばれています。
 
 



写真の黒い土瓶は、信楽の作家による共手土瓶で、土鍋のように直火で 使える耐熱式になっています。
 




急須や土瓶のなかを覗いてみましょう。

口から茶葉が出ないような工夫がされています。
金属のストレーナーがついたもの、直径に合わせた取り外し可能な落とし込みの茶漉しがついたもの、直接穴が開けられたもの、ポンスという日本独自の穴あけ道具にて、ドーム型に無数に開けられた土の網がついたものなどがあります。
 




取り外しできる茶漉しは、茶葉を捨てるとき便利なので良いと思いますが、本当は本体のなかで茶葉が十分広がって泳ぐほうが、少しの量でも美味しくお茶を 淹れることができます。

大きく分けて色の違う緑茶とほうじ茶の2種類くらいは、茶器も使い分けすると、味も香りも混ざらないのでオススメです。