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沖縄県には独自の食文化があって、旅行するたび出合う新しい発見が楽しみの一つでもあります。
例えば飲み物ですが、日常飲まれているポピュラーなものは「さんぴん茶」冷温どちらも飲みます。
沖縄の島で育ったハーブを使った「月桃茶」ウコンの「うっちん茶」などもあり、コーヒーはアメリカ文化の影響で美味しいものが手に入ります。酒は地元会社のオリオンビール、泡盛という焼酎がメジャーです。

さて、今回の沖縄ガラス編は、沖縄の飲み物食文化ではこれまでなかったカタチのグラスを集めてみました。
脚の長いグラスの用途は、ワイングラスですね。うちなーんちゅ(沖縄の人)はワインを飲まない?そんなことはないのですが、飲食店ででてくるときは洋風のワイングラスが添えられます。写真のような、手作り吹きガラスは珍しいと思います。

一般的な沖縄のグラスは、背が低くて安定感のあるお茶もビールも飲めるようなものが主流です。ワイングラスを作るようになったのは、内地からのリクエストかもしれません。

脚のデザインに特徴があるのは「ガラス工房てとてと」さんのスパイラルワイングラス。脚の空洞の部分に細いガラスの線を閉じ込めてあります。中心がぶれないように、真っ直ぐに通すのはとてもむつかしいそうです。
飲み口も薄くてシャープ。口当たり良くてワインが美味しそうです。これだけの仕事が再生ガラスでできるとは、技術が高い証拠です。
 
青い色のワイングラスは「奥原ガラス製造所」先のとは対照的に厚みのあるぽってりしたワイングラス。やや首がかしげていますね。2つのグラスは大きさが微妙に違います。なんくるないさー(なんでもないさ)と、揃ってないのもまた沖縄ガラス。青色のグラデーションが違うのも再生ガラスの性質が現れている特色。グラスを近づけて見てみると、ラムネの瓶の底のような波打った懐かしい表情が残っています。
 







同じく「ガラス工房てとてと」のテイスティンググラス。ウィスキーやリキュールを飲むようなおしゃれなグラスです。酒の香りがよく感じられるように、ランプのほやのようなカタチになっています。脚には光の玉がひとつ。惑星が浮き上がっているよう。脚の部分に重みをもたせて重厚感があります。
 
 
 


ぐい呑みというのも、内地の日本酒ブームがやってきてからの新しいデザインです。最近は沖縄でも京都の日本酒が飲める店ができたりして、ビックリします。暑い沖縄で冷たい冷酒を飲むのも美味しい、また海外旅行客が増えたこともあって、日本酒の需要が伸びているのだと思います。
私としては、郷に入っては郷に従う気持ちで、沖縄の料理に合うのは沖縄の酒だと感じていたい方ですが。。
 
 
 
 


酒を注ぐ片口、気泡がいっぱい入った「GlassStudio 尋」の再生ガラス。時にはデザートや酒のアテを盛ったり、ドレッシング入れてみたり。ガラスは陶器と違って、綺麗に汚れや匂いが取れますので、使い回ししても安心です。食卓にガラス器があると光が感じられて変化がでますね。





そういう意味では、あまり綺麗すぎる色がついた器よりもシンプルで無色透明を基調としたガラス器のほうが、飽きなくて使い勝手がよいかもしれません。
再生ガラスの場合は、一見無色透明に見えてもうっすら飴色かかった色や、少しラムネ色が入っていたりします。精製されていない原料からもたらされる自然のぬくもりです。

ガラスの世界では、透明ガラスのことを「スキ」といいますが、「透きとおる」からくるのでしょう。シンプルなものほどごまかしが効かない「隙がない」からでしょうか?
作者の技量を問われるスキだからこそ、しみじみと味わい深くていいのですね。